両親から受け継いだお米作りを、この先どうしていくのか―――
それは私にとって、大きな決断を迫られる課題でした。
機械は高額で、お米の価格は安く、赤字が続く日々。しかも、毎年の作業は重労働。正直、やめる選択肢も頭をよぎりました。
けれど、やはり心の奥にあったのは
「子どもたちに、安心して食べさせられるお米を作りたい」
という想いでした。
管理栄養士として40年間、学校給食に携わってきた私は、
“食べものが体をつくる”
という当たり前のことを、何より大切にしてきました。
だからこそ、家業を諦めるのではなく、安心・安全なお米を届けるために、自分の力を注いでいこうと決意しました。
夫に話すと、最初は驚きつつも、私の想いに心を動かされ、背中を押してくれました。
北アルプスの雪解け水が流れる田んぼで、農薬は最小限、化学肥料は使わず、牛糞などの有機肥料で育てる特別栽培米。手間はかかりますが、それもすべて、食べる人の笑顔のため。
これからも、皆さまに「本当においしい、安心できるお米」をお届けできるよう、ひと粒ひと粒に心を込めて、取り組んでまいります。
どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
信州北アルプス奥原みつばち園
奥原 秀子


